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食事療法と漢方薬

〜食べ物と漢方薬の歴史〜

漢方の歴史をたどってみると古代の医者にはランクがありました。4種の専門医のランクがあり、それぞれ食医(食事療法医)、疾医(内科医)、瘍医(外科医)、獣医(軍馬や家畜の牛などの治療)となっていました。初めの医師ほどランクが高く、食事をもって治療する医者が最高ランクでした。

また漢方とは、未病を治すもので、病状が悪化してから治療を施す医者はランクの低い医師だとされていました。

現在のように病気になってから、薬を飲むことは『喉が渇いてから井戸を掘り始めたり、戦が始まってから兵器を製造するようなものである(素問より)』となるのです。
そして『病気になって医者にかからなければ中程度の腕の医者にかかったのと同じ効果がある』と古代中国ではいわれていました。漢方では、古来より食事の大切さと病気がひどくなる前に治療することの大切さを説いています。

〜食べ物と漢方薬の効果〜

さて、その食べ物ですが、食べ物は、それぞれ固有の効果を持っています。酸っぱい・辛い・甘い・苦い・鹹い(塩からい)です。

これは、料理の味を作る際の要素でもあり漢方では、【五味】と呼んでいます。

次に寒・涼・熱・温と呼ばれる【五気】があります。 例えば、ニンニクは、いくら冷やして食べても身体を温める性質があったり、 貝類などをいくら温めて食べても身体を冷やす性質があることです。
【補瀉】は補う役割と刺激による役割をもった食べ物の効果です。
【升降】は食べ物の効果が上昇の傾向があったり、逆に下降の傾向がある性質のものです。
【収散】は食べ物の効果が身体の中に集める傾向であったり、身体の外に発散 させる傾向の性質をもつものです。

食べ物にもこういった性質があるように食べ物に近い漢方生薬も固有の効果や性質があるのです。その固有の効果を利用しているのが漢方の治療です。

〜食べ物の性質以外の治療 身土不仁〜

身土不仁とは、自分の周囲にある食べ物を食べなさいということです。
暑いところでは、発汗させる食べ物や料理が発展し、寒いところでは、身体を温める食べ物や料理が発展します。

その土地でとれるものは、その土地でうまく生きていくためにできたものなのです。
また旬のもの。季節のものを食べることも重要です。

春は芽のもの、夏は身体を冷やし熱をとってくれるもの、秋は冬に備えて身体にエネルギーを蓄え、冬はなるべくそのエネルギーを外に出さないで蓄えるものを食べることです。

〜食べ物の性質以外の治療 一物全体〜

魚を食べるときは、その全てを食べる事が重要です。
一物全体とは、食べ物のある部分だけでなく、全体を食べる事によって食べ物の効果を十分に発揮できます。

現在は、食べ物の栄養を炭水化物やタンパク質、ミネラルなどと単純にわけて いますが、実際はそんな単純なものではありません。
数ある食べ物を3種類で分類できるほど、単純ではないのです。
ですから毎日の食事もうまく上記のような効果を活かせば、病気もやがて治ってくるのです。
それらのことを考えた料理が宮廷薬膳料理であり、食医は最高ランクの医師なのです。

皆さんもご家庭で五味や五気、補瀉、升降、収散と考えるのは、大変なので、季節にあわせて旬のものを食べ、土地のものを食べ、なるべく食べ物全体を利用した料理をするようにすれば、家庭の食医となるのでは。

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